設定ファイルの編集程度であれば、これだけでも十分だと思います。
モーション
キーだけ見ると混乱しますが、キーボードの配列を見ると納得できると思います。
右手のホームポジションから横一例に並んでいます。
これで、手を動かさずにカーソル移動が可能です。
文章のまとまり単位でカーソル移動が可能です。
操作 |
コマンド |
単語の末尾まで(空白含み) |
w |
単語の末尾まで(空白含まず) |
e |
先頭(空白含まず) |
^ |
|
先頭(空白含み) |
0 |
行末尾 |
$ |
カウント
モーションの前にカウントをつけると、カウント分操作が繰り返されます。
ex)
3j : 3行下にカーソル移動
2w : 単語2個分カーソル移動
ファイル
操作 |
コマンド |
起動 |
vim |
ファイル名を指定して起動 |
vim [ファイル名] |
書込 |
:w |
名前を付けて書込 |
:w [ファイル名] |
選択範囲を名前を付けて書込 |
ヴィジュアルモードで範囲選択して、:w [ファイル名] |
ファイルの中身を挿入 |
:r [ファイル名] |
終了 |
:q |
変更を破棄して終了 |
:q! |
変更を保存して終了 |
:wq |
編集
操作 |
コマンド |
1文字削除 |
x |
文字列挿入 |
i |
文字列追加 |
a |
行末尾に文字列追加 |
A |
カーソルの下の行に追加 |
o |
カーソルの上の行に追加 |
O |
カーソルの下の1文字を置換 |
r |
カーソルの下の複数文字を置換 |
R |
アンドゥ |
u |
行単位でアンドゥ |
U |
アンドゥのアンドゥ |
(Ctrlを押しながらr) |
変更
操作 |
コマンド |
モーションでカーソル移動した範囲を変更(削除してインサートモード) |
c{モーション} |
1行変更(1行削除してインサートモード) |
cc |
削除
操作 |
コマンド |
モーションでカーソル移動した範囲を削除 |
d{モーション} |
1行削除 |
dd |
位置
操作 |
コマンド |
ファイルの先頭行 |
gg |
ファイルの最下行 |
G |
数値で指定した行へ移動 |
[数値]G |
カーソル位置の行番号 |
(Ctrlを押しながらg) |
検索
操作 |
コマンド |
下方向に検索 |
/[検索文字列] |
上方向に検索 |
?[検索文字列] |
下方向に再度検索 |
n |
上方向に再度検索 |
N |
検索を開始した箇所に戻る |
O |
対応する括弧を検索 |
% |
置換
操作 |
コマンド |
最初に見つかった検索文字列を置換文字列に置換 |
:s/[検索文字列]/[置換文字列] |
行全体で見つかった検索文字列を置換文字列に置換 |
:s/[検索文字列]/[置換文字列]/g |
ファイル全体で見つかった検索文字列を置換文字列に一括置換 |
:%s/[検索文字列]/[置換文字列]/g |
ファイル全体で見つかった検索文字列を置換文字列に確認しながら置換 |
:%s/[検索文字列]/[置換文字列]/gc |
外部コマンド実行
操作 |
コマンド |
システムコマンド実行 |
:![コマンド] |
ヘルプ
ウィンドウが分割されヘルプが表示される。
操作 |
コマンド |
:help |
ヘルプ表示 |
(Ctrlを押しながらw) |
ウィンドウの切替 |
コマンド補完
コマンドモードで、コマンドを補完する。
操作 |
コマンド |
コマンドの候補を順に表示 |
|
コマンドの候補を一覧表示 |
(Ctrlを押しながらd) |
まとめ
チュートリアルに登場するコマンドは以上です。
しかし、vimにはまだまだたくさんのコマンドが存在します。
紹介したコマンドを使いこなして、
やっとスタートラインに立ったといった感じです。
次回は、実用上必要なモードについてまとめます。