読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Google App Engine for Javaを使って無料でサイトを立ち上げる方法(つづき)

前回のGoogle App Engine for Javaを使って無料でサイトを立ち上げる方法のつづきです。


今回は、GAE/Jで利用できるslim3を使ってプロジェクトを作成し、実際にデプロイするところまで紹介します。

1. プロジェクトを作成

1.1. slim3のダウンロード

Downloadsにアクセスします。

slim3の最新アーカイブを選択します。2010年2月9日時点では、「2010/02/02版」が最新ですので、[slim3-blank-EA1-SNAPSHOT-02022010.zip]リンクをクリックします。

1.2. slim3のインポート

ダウンロードしたファイル「slim3-blank-EA1-SNAPSHOT-02022010.zip」をEclipseワークスペースにインポートします。Eclipseのメニュー[File]-[Import]を選択します。


Importダイアログが表示されますので、ツリーから[General]-[Existing Projects into Workspace]を選択し、[Next >]ボタンをクリックします。


「Import Projects」にて、[Select archive file]を選択し、[Browse]ボタンをクリックします。


ファイル選択ダイアログにて、「slim3-blank-EA1-SNAPSHOT-02022010.zip」を選択します。
Projects欄に、「slim3-blank (slim3-blank)」と表示されていることを確認し、[Finish]ボタンをクリックします。


以上で、slim3のインポートが完了となります。


1.3. Eclipseの設定

Eclipseのメニュー[Window]-[Preferences]を選択し「Preferences」ダイアログを表示します。


[Java]-[Code Style]-[Organize Imports]を選択し、[Number of static imports needed for .*]の値を[1]に変更します。


[Java]-[Editor]-[Content Assist]-[Favorites]を選択し、[New Type]ボタンをクリックして、[org.hamcrest.CoreMatchers]、[org.junit.Assert]、[org.junit.matchers.JUnitMatchers]を追加します。


[Java]-[Installed JREs]を選択し、[Add]ボタンをクリックします。「Add JRE」が表示されるので、[Installed JRE Types]にて[Standard VM]を選択し、[Next]ボタンをクリックします。


[JRE Definition]では、[Directory]ボタンをクリックし、フォルダ選択ダイアログにて[C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_18]フォルダを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[JRE Definition]にて、[Finish]ボタンをクリックします。すると、Installed JREs欄に[jdk1.6.0_18]が追加されているので、[jdk1.6.0_18]を選択します。


最後に「Preferences」ダイアログの[OK]ボタンをクリックしEclipseの設定を完了します。

1.4. プロジェクトの設定

プロジェクトの設定を行います。
ここでは、プロジェクト名を「TestProject」として説明をします。


「Project Explorer」より、プロジェクト名(slim3-blank)を右クリックし、[Refactor]-[Rename]を選択します。「Rename Resource」ダイアログが表示されます。そこで、[New name]の値を[TestProject]に変更します。


プロジェクトルートから、[war/WEB-INF/web.xml]をダブルクリックし開きます。


開かれたエディタより[context-param]-[param-name:slim3.rootPackage]とセットになっている[param-value]を、[TestProject]に変更します。


「Project Explorer」より、プロジェクト名(TestProject)を右クリックし、[Properties]を選択します。「Properties for TestProject」ダイアログが表示されますので、[Resource]を選択し、[Text file encoding]欄にて[Other]を選択し、プルダウンにて[UTF-8]を選択します。


[Java Compiler]-[Annotation Processing]-[Factory Path]を選択し、[Add JARs…]ボタンをクリックします。


「JAR Selection」ダイアログが表示されるので、[TestProject]-[lib]-[slim3-gen-EA1-SNAPSHOT.jar]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。


「Properties for TestProject」ダイアログにて、[OK]ボタンをクリックすると、「Annotation Processing Settings Changed」ダイアログが表示される。[Yes]ボタンをクリックし、プロジェクトの設定を完了します。

1.5. サンプルページの作成

プロジェクトルートから、[build.xml]をダブルクリックし開きます。


「Outline」より、[gen-controller]を右クリックし、[Run As]-[Ant Build]を選択します。


「Ant Input Request」ダイアログが表示されますので、[Input a controller path.]に[/]と入力して、[OK]ボタンをクリックします。


2. 動作確認

Webアプリケーションが正常に動作することを確認します。
まず、「Project Explorer」より、プロジェクト名(TestProject)を右クリックし、[Run As]-[Web Application]を選択します。


[Console]に、「The server is running at http://localhost:8888/」と表示されていることを確認し、ブラウザでhttp://localhost:8888にアクセスします。
以下のような画面が表示されていれば、正常にプロジェクトが設定されています。


3. デプロイ

Google App Engineを使って無料でサイトを立ち上げる方法 - EC studio 技術ブログを参考に、「1.Google App Engineを登録する」でアプリケーションのデプロイ先を準備して下さい。

3.1. プロジェクトの設定

デプロイを行うためには、デプロイ先の情報を設定する必要があります。
「Project Explorer」より、プロジェクト名(TestProject)を右クリックし、[Google]-[App Engine Settings…]を選択します。


「Properties for TestProject」ダイアログが表示されるので、[Google]-[App Engine]を選択し、[Application ID]に、デプロイ先の「Application名」(Application Identifierに入力した値)を入力します。

3.2. デプロイ

実際にアプリケーションをデプロイする作業を行います。
「Project Explorer」にて、プロジェクト名(TestProject)を選択した状態で、上部メニューバーの「飛行機エンジンに翼がついた」アイコンをクリックします。


「Deploy Project to Google App Engine」ダイアログが表示されます。「Email」及び「Password」欄に、Googleアカウント情報を入力し、「OK」ボタンをクリックします。

3.3. 動作確認

Webアプリケーションが正常に動作することを確認します。
ブラウザでhttp://(Application名).appspot.com/にアクセスし、以下のような画面が表示されていれば、正常にデプロイが完了しています。


4. まとめ

以上で、開発環境構築は完了です。
現在では、Webサービスを提供するために必要な開発環境及び、インフラが無料で手に入れることができるようになりました。これは、ノーリスクであなたのアイディアをすぐに実現化し提供できるということです。はじめは、自分が楽しむだけのWebサービスを作成するのも良いと思います。そのノウハウで現実化した、あなたのアイディアが世界中で話題となるWebサービスとなることも可能性としてゼロではないのです。
最後に、このエントリがあなたのアイディア実現の第一歩となることを祈っております。