マインドマップを知り、思考をまとめるために非常に効果的な手段であったので紹介する。
マインドマップの書き方を簡単に説明すると、
- 紙の中央にテーマとなる事象のイメージ(絵)を書く。
- 思いついた単語を放射状に記入し線を書く。
- 各単語について思いついた単語を放射状に記入し線を書く。
- 3.を繰り返す。
単語から連想を繰り返すことで、頭の中にあるイメージを見える化することができる。
実際にマインドマップを書いてもらうと実感できるのだが、
連想される単語が際限なく浮かんでくるため、止め時に困るのではないだろうか。
なぜ、マインドマップを書くことで連想が促されるのか。
考案者のトニー・ブザン氏によると、本来人間の思考は放射状に展開されるため、
マインドマップは思考を深めるために自然な形であるそうだ。
また、記憶するためにも効果的である。
まず、書いたマインドマップはテーマの関連事項を鳥瞰でき、
事項の関連性が把握しやすいことがあげられる。
全体を把握することで、各事項の位置をつかみ易く、構造が把握できるため理解度が深まる。
次に、イメージ(絵)の持つ情報量の多さである。
一枚の写真について、文章で説明することを考えると、
相当な量の文章を書くことになるのは容易に想像できる。
それほど、イメージ(絵)には多くの情報が含まれているのである。
また、多くの情報が含まれるいるにも拘らず、文字、数字と比べて、
色、形、記号といった抽象度の高い表現が可能であるため、記憶に残りやすい特徴がある。
しかし、一方でいくつかの制限がある。
まずは、ルールの多さである。【出典:マインド・マップのルール(Mind Map Laws)】
多くのルールが設けられており、それぞれが意味のあるルールであることは間違いない。
しかし、マインドマップを習得するために、多くの時間を要するのではないだろうか。
また、ルールの中に色を多く使うことを推奨している。
これは、イメージ(絵)の持つ情報量という観点から有効であるが、
マインドマップを書くための場所が、限定されてしまうことは非常に残念であると考えている。
(もちろん、この点についてはアイデア次第で克服できそうではある。)
最後に、マインドマップは強力な思考ツールであることは間違いない。
ダーウィン、ダ・ヴィンチ、エジソンといった世界の偉人たちが、
マインドマップと類似したノートを残していることも1つの証明である。
是非、実際に手を動かして、何度も書き、習得することを強くオススメする。