VMware Server で仮想化された環境であれば、サーバのクラスタリングする時なんかでも、
ゲストOSをコピーすれば全く同じ環境を何個だって作ることができる。
これは作業効率良いし、仮想化の利点の1つだと言えます。
しかし、Windowsでサーバ管理する際に、WinSCPを利用してゲストOSをWindows側にコピーしてきてから、
さらに、WinSCPでコピー先のサーバにコピーするなんて手順を踏んでいたら、折角の作業効率が台無しです。
ゲストOSのコピーはこうやる!
ここでは、コピー元、コピー先のサーバが両方共 Linux の場合について説明します。
以後、コピー元のサーバを「サーバA」、コピー先のサーバを「サーバB」とします。
「サーバA」「サーバB」の /root にシンボリックリンクを作成しておく
作業簡略化のため、ゲストOSの配置先のシンボリックリンクを作成します。
ln -s /var/lib/vmware/Virtual\ Machines/ vmware
scpコマンドで「サーバA」から「サーバB」にゲストOSをコピーする。
パーミッションをそのままにコピーするため -p オプションを付加して実行します。
「サーバA」から実行する場合
scp -pr ~/vmware/[ゲストOSディレクトリ] root@[サーバBのIP]:~/vmware
「サーバB」から実行する場合
scp -pr root@[サーバAのIP]:~/vmware/[ゲストOSディレクトリ] ~/vmware
※ここでは、rootユーザで操作していますが、直接 root ユーザでログインできない設定にしている場合は、
直接ログインできるユーザでコピーを行ない、コピー後所有者の設定を行ってください。